例会報告2012年7月

まだまだ暑い日が続きますが、7月例会報告。
長らく、ML.Kに参加いただいた、Flickerさんが札幌を離れることとなりました。
今月は、送別会を兼ねた例会となりました。札幌から離れますが、体調をくずされないよう、願っております。

クトゥフルダイス:
とりあえず、人待ちですぐ終わるダイスゲーということ
で。振ったダイス目で、SAN値が増えたり減ったりし
て、生き残ることを目指すゲーム。ゲームとしては、
小学生の鉛筆ダイスの休み時間ゲームレベル。ダイ
ス目が、触手とかイエローサインとかエルダーサイン
だったりするんで、別のゲームに生かせるとよいので
すけど。



タケノコ:
まずは、Flickerさんの所持ゲームで、リクエストがそ
れとなく出ていた「タケノコ」を。引越しにもかかわら
ず、ご用意いただきありがとうございます。
「7ワンダー」のAntoine Bauza氏作のいろいろと間違
った日本を舞台にしたゲーム。江戸時代が舞台らし
く、中国と日本の長きに渡る戦争が終わり、両国の親
善のために、中国から日本の帝へパンダが送られ、
そのパンダの世話をして、帝の憶えめでたくなること
を競うゲームらしいです。ここまでの設定で既にいろ
いろとつっこみどころ満載です。イラスト付きのルール
ブックなんですけど、帝=どうみても殿=将軍だったり
します。
ゲーム内容としては、手番に2アクションして、パンダ
のための竹林を開拓したり、パンダを動かして竹を食
わせたり、庭師を動かして、竹をニョキニョキ育てた
り、VPカードを引いたりします。
VPカードに記された、条件(竹林の配置状況、竹の
生育状況、自分がパンダに食わせた竹の種類)を満
たせば、VPを獲得できます。規定枚数のVPカードを
誰かが達成すると、ゲーム終了で、VP合計が多い人
が勝利します。
VPカードの達成難易度と、獲得VPのバランスがいま
いちで、簡単なのに高得点だったり、難しいのに得点
少なかったり。そうなると、VPカードの引きがよい人
が勝てるとしか言えず、どこまで行ってもネタゲーの
範疇から抜け出せないような気がします。


ダンジョンペッツ:
ここから2卓編成。もう1卓は「イノベーション」でした。

同じ作者の「ダンジョンロード」と背景世界が共通で、
ダンジョンロードに購入してもらうペットを育てるゲー
ム。
ダンジョンロードと同じく、ワーカーを配置して、ペットを
買ったり、ペットの檻を買ってきたり、エサを買ってき
たりするんだけど、ワーカーの配置順は、1アクション
にお金と人を何人投入するかを密かにプロットすると
ころが特徴的です。
ペットの品評会で優秀な成績を取ったり、ダンジョンロ
ードのペットを買ってもらうとVPを獲得。
今回は、品評会をほぼスルーして、ペットをたくさん売
る作戦を選択。最後のターンの顧客が、M好き(ストレ
スまみれが好み)、スカトロ好き(糞まみれが好き)とい
う特殊趣味なお客でしたが、○ンコの量の差で敗北。

これはよいゲーム。あまり急いでませんが、そのうち
購入予定。
自分の文明を発展させ、先史時代から現代までの各
時代で覇を競うゲームです。各時代がデッキになって
おり、そこからカードを引いて、手札に加え、プレイして
場に出して、その能力を使用します。基本的には、後
の時代のカードのほうが派手で強いカードです。
基本的には、カードを引いて、場に出して、起動すると
いう3アクションが必要だけど、手番では2アクションし
かできないので、カード起動の効果でカードを引くな
ど、効率の良いプレイが必要。とはいえ、カードの能力
は、1枚ごとにすべて異なり、どのカードが来るのか
で、プレイ自体が変わるので、あまり計画性はありま
せん。手なりでカードのすごい効果を受けて、びっくり
するゲームといえ、歴史フラックスなる異名まで聞かれ
ます。
カードの効果で、影響点を増やして、各時代の数字*
5の影響点が溜まると、その時代の制覇を宣言でき、
4人だと4つの時代を制覇した人が勝利。あと、時代
の制覇以外にも特定の条件を満たすと、技術分野が
制覇でき、それをあわせて、規定枚数の制覇ができれ
ば勝利となります。
あまり戦略的な要素がないところがちょっと微妙との
声も。あと、訳語もちょっと気になる感じ。


ロンドン:M西さん、Flickerさん、じお
オリンピックということで、ワレス氏の「ロンドン」。ロンド
ン大火で、荒廃したロンドン市を復興するゲームです。
ゲームとしては、基本的にカードゲーム。ボードは一応
あるけど、そんなに重要ではないです。購入できる街
区が相互につながっている情報さえあれば、カードで
十分かと。翔企画の「三国志覇王」のエリアカードとか
そんな感じ。とはいえ、実際のロンドンの街区なわけ
で、あまり乱暴なことはできないかな。基本的に、ボー
ドがあったほうが見栄えはよいと思います。
で、基本的に、手番でできることは、最初に1枚カード
を引いて、1アクションするということ。アクションには、
カードを出す、出したカードを起動する、街区を購入す
る(復興する)、カードを3枚引くの4つのうちどれかをし
ます。
このゲームでは、基本的に、カードをプレイするのに、
同じ色のカードを捨て札にすることが必要であり、捨て
札は、直接、捨て札山に行くのではなく、カード置き場
に配置され、置き場がいっぱいにならないと、捨て札に
なりません。手札を引くときは、山札でもいいし、カード
置き場から引いてもいいです。
山札から引かないと、新たな時代の強力なカードは引
けないけど、いろいろとランダム。見えているのを取れ
ば、特定の色のカードが引けるし、欲しいものを選んで
引ける、でも誰かが捨てたカードなんで、捨てた人はそ
れより強いカードを出しているわけです。このシステム
がこのゲームの肝だったりします。
そして、出したカードを起動すると、VPが入ったり、お
金が入ったりするんだけど、場に出しているカード枚数
+その時点の手札枚数分の不幸ポイントが増える。そ
して、大概のカードは1回使ったら、使用済みになり、
再度起動はできない。使用済みのカード(使用済みで
なくてもよい)に上書きしてカードを出すことが可能なの
で、場のカード枚数を増やさずに効率よくプレイするの
がよさそうです。
あと、街区を購入することで、その街区のVPを獲得
し、カードを補充できます。そして、カードを起動したと
きの不幸ポイントを軽減してくれます。
不幸ポイントは、ゲーム終了時に、一番少なかった人
との差分のマイナスVPとなるので、みんなで不幸にな
るプレイならば、あまり気にせず、不幸になれます。
そして、ワレスなんで、当然のように借金できます。ゲ
ーム終了時まで返済できないけど、最後に返せないと
マイナスVPになります。
というわけで、今回のプレイでは、なぜかFlickerさんが
大量に街区を購入していくんで、皆、使い切れないほ
どカードを引いて、次々と捨て札にするなんだか加速
気味の展開で。街区が売り切れた時点で、展開がゆ
るやかに。私は、借金はあまりしなかったけど、不幸が
溜まる展開。街区の連結が悪く、地下鉄の駅をM西さ
んの街区に引き込んだ分が響いて、その差でM西さん
の勝利でした。


別卓では、「ヴァルハラ」がプレイされてました。



というわけで、今月の例会も終了。お疲れ様〜。


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例会報告2012年6月
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