例会報告2012年6月

このところ、暑くなったり寒かったりところころ変わりますが、例会当日は、過ごしやすかったです。

今月の例会は、2卓完全別構成で。
私の入った卓は、1ゲームのみで、例会終了でした。

Virgin Queen:のむぞう先生、M西さん、ハットリさん、じお

GMT社のマルチプレイウォーゲームの「Here I Stand」の続編というか、時代を後に移して、システムを改定したゲーム。システム的には、カードドリブン
とか主要なところはほぼ一緒です。
登場主要勢力は、前作から引き続いて、イングランド、スペインハプスブルク、フランス、オスマントルコ、プロテスタント。前作は、スペインの支配地域だ
ったドイツ、オーストリア地方が、神聖ローマ帝国として独立し、主要勢力に。前作の主要勢力だったローマカトリックは、小勢力に。

前作の主要テーマの1つだった新教VS旧教は、ドイツ国内での信教の自由を勝ち取ることで新教が勝利し、今作では、ドイツ、オーストリアでは、宗教
の争いはありません。今作では、オランダとフランスが宗教対立の舞台です。また、エリザベスの即位により、旧教からイギリス国教会(新教系)に回帰し
たイギリスで、スペインの支援によるイエズス会VS国教会の争いも主要テーマです。

相変わらず、6つの主要勢力がそれぞれに異なるVP獲得の手段があるので、各人がそれぞれ、目指す方向性が微妙に違っていながらも、VPを競うと
いうところは、変化なし。どの勢力も、重要拠点をあと何箇所(勢力により異なる)か取れば自動勝利できるんですが、それを許してくれるような状況には
まずならないと思います。それよりは、共通、個別のいくつかの条件でVPを獲得できるんですが、そちらを積み上げていくことが重要に思います。つま
り、自国をなんとか維持しながらも、地球周遊とか海賊とか芸術など業績のパトロンになるとかで、VPの基礎点数を積み上げていくこととなります。どの
プレイヤーも地道にVPを上げていくのですが、重要拠点が落ちれば、一気にVPが入るので、一発逆転も可能でしょう。

今回は、イングランドを担当。のむぞう先生が新教、M西さんがスペイン、ハットリさんがフランスを担当。トーナメントシナリオで3ターンめからスタートで
す。
イギリスは、セットアップから、オスマントルコと同盟状態で、コントロール状態でスタートできるので、かなり有利な状態。他にも、エリザベスが結婚しない
でいるとVPが入ったり、有能な海賊(ドレイクとホーキンス)が所属しているため、海賊や地球周遊でVPを稼ぎやすいため、自国を維持できれば、無理に
他国を攻めなくてもVPを稼げるように思えます。今回は、地球2周したり、海賊したりで稼ぎまくり、規定点数を獲得し、サドンデス勝利できました。
一方、新教陣営は、最初からフランスに拠点を持っており、フランスの重要拠点を4つ取れれば、自動勝利できるため、最初からそれに向かって一直線
でした。あと一歩で勝利という状況でしたが、海上支援を得た港町を落とす余力がなく、及びませんでした。

また、スペインは、イギリスでの宗教戦争に勝利したら、自動勝利なので、イエズス会のエージェントを派遣したり、イギリスの重要拠点を落とすことによ
り、宗教戦争判定が有利になるので、それを目指すプレイとなります。最終盤では、さいの目次第では、一撃勝利というところまで行きましたが、こちらの
防御ダイスの目が走り、なんとかイギリスを守りきることができました。
4人だと、イギリスに襲い掛かるスペイン、フランスに襲い掛かる新教というスタンスになるように思えます。フランスが防戦一方で、あまりアグレッシブに
動けないように思えます。新教陣営がどの勝利条件を目指すかによって、フランスのやり方も変わるように思えます。次回は、フランスでどうやれるのか
を考えたいところです。
一応、例会の枠で終わるということは確認できました。それが最大の収穫かもしれません。



もう1卓では、ラストウィル、ビッグキニ、コロレットがプレイされていました。
ラストウィルは、インストだけ受けて、プレイできなかったので、次回以降、やってみたいですね。

と思っていたところ、我がML.Kの重鎮、Flickerさんが海外(笑)もとい、道外へ栄転されることになりまして、再戦が難しくなりました。
彼のスタンダードなゲームの持ち込みが、我々をどれだけ助けたものでしょう。
今後の行く末に、暗雲が立ち込めるような気配です。

7月例会には、なんとか顔を出せる予定とのことなので、盛大に送り出したいと思います。



トップへ
トップへ
戻る
戻る



例会報告2012年5月
例会報告2012年5月