シミュ研のゲーム2


1830
鉄道会社経営シミュレーションゲーム、18××シリ
ーズの1つです。アバロンヒル社から発売されてまし
たが、現在絶版です。データがあちこちのページに
落ちているので、自作してプレイする方が多いようで
す。

ゲームの流れとしては、鉄道会社の株を買うことに
より、他のプレイヤー以上の株を持っている状態の
プレイヤーがその会社の社長となり、社長が、線路
の敷設、列車の購入などをおこない、列車の運行に
よる収益を株の保有%によって、株主に配当し、収
益をもらったプレイヤーは、その資金を用いて、新た
に会社の株を買って、会社を設立させ、配当の収益
を得る・・・。ということを繰り返し、ゲーム終了時に
資金、保有株式の株価の合計等を合わせてもっとも
資産を多く持つプレイヤーが勝利します。

さいころを使わないため、運の要素はほとんどあり
ません。基本的に、3〜5人でプレイするため、交渉
が重要です。運がないため、何を起こすにも、各プ
レイヤーの思惑によって、起こります。他人の動き
の予測も必要で、自分の思惑どうりに必ずしもいき
ません。

実際の会社経営とは異なり、株を売られると、株価
は下がり、運営資金を内部留保したら、本来は会社
が健全になるはずですが、株価は下がります。運転
資金を株主に配当したとき、100%の株がプレイヤ
ーの持ち株であるときのみ、株価は上がります。会
社の資金と、社長の資金は別なので、資金注入する
には、基本的には、内部留保するしかありません。
会社の資金を用いて、列車を買ったり、線路を敷設
するので、真面目に経営し、株価があがるに従い、
会社の金庫が空になるというジレンマがあります。ま
た、時代が進むに従い、旧式の列車が廃棄される
ため、会社に資金を残すことは重要です。列車を持
たない会社は、列車の保有義務があるために、社
長の資金を足してでも購入する義務があり、列車の
購入により、プレイヤーが破産するケースがままあ
ります。

また、線路は、その会社の社長が好きに敷設し、ま
た、一度敷設された線路は、ゲームが終わるまで残
るので、他の会社につながらないように敷設したり、
駅を配置して、他の会社の列車の通行を禁止したり
することで、他のプレイヤーの妨害をおこなったりし
ます。

また、他のプレイヤーが社長の会社の株を20%以
上持っていると、株を売られることで、社長が交代す
ることもあり、金庫空、列車なしの会社を押し付けら
れて、破産に追い込まれることまよくあります。

さいころを使わないゲームなので、難しい点があると
おもわれますが、
基本的に初心者には、助言が頻繁におこなわれる
ので、2回目からは、
ゲームできると思います。

とにかく、線路引いて、列車を走らせるのは非常に
楽しいものです。




ゲームカタログ
ゲームカタログ
ボードゲームについて思うこと
ボードゲームについて思うこと