多人数参加型のゾンビゲームです。ゾンビプレイヤー側と
住民プレイヤーに分かれて、一応、勝利条件を競います。
なぜ一応かというと、ゾンビ映画のごとく、住民側には、絶
望的なバランスで、その絶望的な状況を楽しむゲームとも
言えます。ゾンビ側プレイヤーは、その圧倒的な物量と能
力で、より絶望的な状況を作り出すゲームマスターのような
立場です。勝利条件はありますが、人間側の敗北条件とい
うべきものです。 

　今回選んだシナリオは、「村人を救出せよ」でした。人間
側のカードデッキにある、住民イベントカードを4枚以上回収
して、規定ターン持ちこたえることです。敗北条件は、2人以
上死んでしまうこと。 

　6人ゲームだと、人間4人とゾンビ2人という構成になりま
す。本来1人で担当するゾンビを2人で担当するので、その
分、カードの使用、ゾンビの操作、出現などで制限がかかり
ます。1人だと、毎回補充するゾンビカードを全て使用できま
すが、2人だと、半分ずつ補充し、自分の引いたカードしか
使えません。ルール上では、相談なども許されていますが、
今回は、あまりせずに行う。 

　人間側は、アイテムの交換や持っているカードを見せ合う
など、可能な限りの協力を行っていました。 

　今回の人間側は、神父と看護婦、女警官と女子高生の4
人。神父の能力が、ダメージを受けて、ゾンビのイベントを
打ち消す、看護婦が、毎回１ダメージを回復できるという素
敵コンボ。女警官と女子高生は、ダメージを打ち消す能力
を持っており（一方は回避、一方は無視だが）生存能力の
長けており、しかも、警官の初期装備で、銃まで保持という
図ったような人員のバランスでした。 

　神父の打ち消し能力が9割の成功率（確率上は2/3）でほ
とんどのゾンビイベントを打ち消し、看護婦が回復という黄
金コンボ。全員で高校に立てこもり、捜索しまくり、武器と住
民を回収。遠距離でゾンビを撃ちまくるという戦術で、みごと
に勝利。3回目にして、初めての人間の勝利でした。おめで
とー。 

　ここで2卓に分かれます。以前に裏例会でもやりましたが、よくできた経営ゲーム。工場を作るの
に資源が必要、資源をつくるのも資源が必要です。自分の生産できる資源を売却、交渉による交
換などを駆使して、資源をやりくりして、自国の生産力を向上させます。 

ランダムなところは、何もなく、交渉と経営のみのゲームといえます。 

　今回は、私の生産する赤の資源を他が生産しなかったので、独占状態で優位に交渉できて、順
当に勝利。3人でしかやっていませんが、4人でもやってみたいです。