シミュ研のゲーム3
金星の商人
 
 宇宙の舞台にした商人となって、商品を輸送して、決められた資金を最も早く稼ぐことを目的とします。
 ゲーム開始時に6種類の種族カードを引きます。種族による能力の差はないのですが、ホームプラネット(故郷)
 決まります。ホームプラネットには少々差があります。基本ルールでは、ゲーム開始時に全ての商品が場に出てい
 ますが、シミュ研では、ゲーム開始時に27枚の商品チットを引いて開始します。(選択ルール)ゲーム開始時は
 スタート地点であるギャラクシーベース以外はどこにどの星系があるのか決まっていません。基本的には、各人が
 ダイスを振って、その歩数分すすみます。惑星や宇宙港に到着したら、あらかじめ配置された星系マーカーを
 めくってどの種族の星か決定します。そして選択ルールでは4まいの商品チットを追加で引きます。運が悪ければ
 1枚も商品の置かれない星を発見してしまうこともあります。星系は1a〜10までの数字が書かれており、商品を
 どの星で売れるのかを表します。1の星は2、3、4の星、8の星は9、10、1の星で売れます。1、4、7、9の星に
 a、bがあり、どの星の商品も4箇所で売れるようになっています。商品チットには、商品の他に、旅客とデマンド
 (商品を売ったときのボーナス)もあります。また、通常は惑星上でしか売り買いできないのですが、宇宙港を買う
 ことによって、そこでも商売できるようになる上に、売り買いの個数の上限もなくなるというメリットもあります。
 また、宇宙空間で未知の技術を発見し、宇宙船をパワーアップさせたりもできます。まあ、そのようにして、
 商品の売り買いをして、通常ルールでは、2000ドル最初に稼いだプレイヤーが勝利します。
 基本的にはすごろくな感じです。デメリットとしては一発逆転の要素がそんなにありません。
 
 History of the World
 
 各時代の歴史上のさまざまな国を受け持って、領土を支配して得点を競うゲーム。
 歴史上の時代を7つに分け、各プレイヤーは各時代ごとに7つの国を担当します。
 この7つの国でトータルで稼いだ得点で勝敗を競います。
 ゲームの流れは
  1.各プレイヤーの担当する国を決める
  2.各時代の順番が1番の国から順番に国の領域の拡大をおこなう
  3.広がった地域、海域その他の得点を計算する
  4.2番の国がプレイする。
 全員がプレイしたら、次の時代に移り、1〜4を繰り返す。
 
 ゲームの進行はこんな感じです。
 各プレイヤーが担当する国は1回領域を拡大して以後は滅びるだけです。
 各人がそれぞれ9種類のイベントカードを所持し、その効果で、戦闘が有利になったり、過去の帝国の駒を増やしたり、
 これからプレイする国の勢力を増やしたり、小さな帝国をプレイしたりできます。
 そのほかに、各プレイヤーが担当する国はそれぞれ個性があり、勢力(初期の駒数)とか、支配できる海域とかそれぞれ
 違っていて、国の強弱の格差は大きいです。そこで、担当国の決定がこのゲームの重要なポイントとなります。
 各プレイヤーはゲームの開始時を除いて、以前の時代に担当してきた帝国の勢力を累計して、より少ないプレイヤーから
 帝国カードを引いていって、引いたプレイヤーはその国をプレイするか、だれかに押し付けるか選択できます。
 国を押し付けられたプレイヤーは強制的にその国の担当となります。よって、既に担当が決まったプレイヤーは、
 引いた国を別のプレイヤーに押し付けるのみとなります。つまり、先に国を引いて、いい国なら自分でプレイできるわけで、
 引く順番が後になれば、人に押し付けられる可能性が出てきます。また、最終的には担当国の稼いだ得点の多いプレイヤーの
 勝利となるので、より少ない勢力でより多くの得点を稼ぐことが必要となります。

 ゲームの概要はこんな感じです。歴史好きの方には、その歴史上の帝国の拡大を味わえるわけで、十分満足できるもの
 と思われます。戦闘のシステムは攻撃側と防御側がダイスを振り合うシンプルなものですので、ゲームはやりやすいが、
 領土の拡張と担当国の駆け引きの部分で思考性が必要となります。まあ、何も考えずに領土の拡張を楽しむのも
 楽しいものです。あまり目立たず、2位あたりについていくのがよいようです。目立つと集中攻撃されます。
 ゲーム盤の見た感じで調子のいいプレイヤーが一目瞭然なんで。

 
デューン
  
 参加プレイヤーがそれぞれに違う能力を駆使して、勝利をめざすゲーム。勝利条件は、基本的には、自分を含めた
 同盟勢力が5つある重要拠点のうち3つを支配すること。他には、各種族の特殊勝利条件があります。
 各種族の能力
  1.アトレイデ:原作での主人公の陣営。能力は、
      @予知能力で、能力カードの競りの際にそのカードの内容を見れる。(通常は裏向きに並べられ中身を見ないで競ります)
      A戦闘時に、相手のカード、投入戦力等のうち1つについて知ることができる。
      Bスパイス(このゲームのお金)の出現地点を事前にしることができる。
      C7戦力失うことで、戦闘時に自分の使用するリーダーを強化できる。
  2.ハルコンネン:原作での敵役。能力は、
      @能力カードを競りで手に入れたときに、追加でもう1枚もらえる。手札上限が2倍。(通常は4まい)
      A自勢力への裏切り者を多くもつ(通常1人のところ、4人)
      B戦闘に勝ったときに負けた勢力のリーダーを拉致して、自分のリーダーとして利用できる。
  3.フレーメン:原作では、主人公の同盟者。舞台の星の現地人。能力は、
      @移動時にスパイスを使わない。
      A砂虫の支配。(砂虫とは、スパイスの出現時に出る虫。スパイスと勢力の駒を消滅させる。)
      B砂嵐の進行の予知。
      C2倍の戦闘力を持つフェダイキン部隊の存在
  4.皇帝:原作の世界を支配する皇帝。主人公の敵。能力は、
      @能力カードの競りの時に支払うスパイスは皇帝に支払う
      A2倍(例外は上記のフェダイキン部隊)の戦力をもつサルダーカー部隊の存在
  5.ギルド:原作世界の運送を支配する存在。能力は
      @移動の際に支払うスパイスはギルドに支払う
      A自分の移動時は半額で、盤上から盤上または盤外へ移動できる
  6ベネ・ゲセリット:原作の世界の教団。主人公の味方らしい。能力は
      @ボイス=戦闘時にカード、リーダー等の使用しろ、または使用するなを強制する能力
      A精神的助言者=盤外から他の勢力が盤上に移動したときに、無料で駒1個を配置できる。
      Bリーダーが強い
      C予言=ゲームの終了ターンと勝利プレイヤーをゲーム開始時に予想し、当たっていたら、ベネの1人勝ち。

 以上のような能力を使って、ゲームの勝利をめざします。
 このゲームは、コズミックエンカウンターの元となったゲームで、各種族の能力が違うこと、プレイヤーの勢力駒の数が
 20個というところとかにその影響が見られます。
 


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